認定低炭素住宅とは、高性能な仕様を採用し省エネ性能に特化した住宅です。
認定を受けるためには、平成25年改正省エネ基準の断熱性能をクリアし、暖冷房、給湯、照明などの住宅設備機器の消費エネルギーを10%以上削減しなければなりません。
2020年までにすべての新築住宅を新しい省エネ基準に適合させるという国の方針に沿った一歩進んだ住宅。
長期優良住宅と同様に、認定店炭素住宅は国がお墨付きを与えた住宅です。
税制優遇など、お得な補助金制度があるので賢く利用しましょう。
断熱バスや、節水の水回り・高断熱の窓
低炭素住宅に認定される基準
先にも述べましたが、省エネルギー基準への適合と一次エネルギー消費量(空調設備や換気・照明設備などにより消費されるエネルギー)が省エネ法の省エネルギー基準よりも10%低いことが必要となります。
また、8つの項目があり2つ以上を満たしていることが必要です。8つの項目は以下の通りです。
1.節水に関する機器の設置 |
・節水トイレの設置(設置する便器の半数以上が、節水に対応している便器を使用) ・節水水栓の設置(設置する水栓の半数以上が、節水に対応している水栓を使用) ・食器用洗浄機の設置(定置型の食器洗浄機を使用) |
2.雨水・井水・雑排水の利用 |
雨水・井水・雑排水設備を設置 |
3.HEMS・BEMSの設置 |
HEMSとはホームエネルギーマネジメントシステムの事で、 家庭で使うエネルギーを節約する為の管理システム |
4.定置型蓄電池の設置 |
再生利用エネルギーを利用した発電設備及び連携した定置型の蓄電池を設置 |
5.一定のヒートアイランド対策をしている |
ヒートアイランド対策とは次のようなものが挙げられます。 ・敷地緑化(緑地または水面の面積が敷地面積の10%以上) ・敷地の高反射性舗装(日射反射率の高い塗装の面積が敷地面積の10%以上) ・屋上緑化対策(緑化を行う又は日射反射率の高い屋根材を使用する面積が屋根面積の20%以上) ・壁面緑化(壁面緑化を行う面積が外壁面積の10%以上) |
6.住宅の劣化軽減に措置を講じている |
7.木造住宅または木造建築物 |
8.高炉セメント等を使用 |
高炉セメントまたはフライアッシュ(微細な石炭灰を混合材として用いた) セメントを構造耐力上使用な部分に使用。 |
しっかりとコスト以上のメリットを得ることが出来るかを確認する必要はありますが、家計を助ける可能性や環境にやさしいマイホームの選択肢の一つとしてみてはいかがでしょう?
参照元:国土交通省