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2018-09-21

注文住宅で保温性が気になる人必見、高気密高断熱住宅のメリット・デメリットとは|甲斐市の工務店が解説

注文住宅をお考えの方で、冬を暖かく過ごしたいとお考えの方はいらっしゃいませんか。

暖房効率は最近色々な住宅で高まりつつあり、様々な形で暖かい家が開発されています。

その中でも、高気密高断熱住宅をご存知でしょうか。暖かい家を作るうえでの選択肢を増やすべく、今回は高気密高断熱の家についての情報をお伝えします。

・高気密高断熱住宅とは

高気密高断熱住宅は、二重窓などの建材を使って住宅としての断熱性や保温性を高めることで、冬に外気が室内に侵入することを防ぎ、暖かい家にすることを目指したものです。

機能の面においては、高気密と高断熱の二面があります。

高気密とは、二重窓等で空気が外から入ってくることを防ぎ、外気の気温が室内の気温に影響することを予防しようとするものです。

高断熱とは、外の気温が壁などを通して室内の気温に影響を及ぼすことを防ごうとするもので、壁に断熱材を使うことやその断熱材の効果を高めることによって断熱性を高めています。

・高気密高断熱住宅のメリット

一言でいうと冬に暖かいということです。気温は高い方から低い方に移っていきます。

高気密高断熱住宅では、部屋の中の高い気温が外の低い気温に出ていくことを防ぐことができるので、冬には一度暖房で暖かくした空気をそのまま長い時間維持できるというメリットがあります。

冬場の暖房効率を高めた家と言えます。

・高気密高断熱住宅のデメリット

夏場は室内の温度が上がりやすく、高気密によって湿度を外に逃がすことができないため、高温多湿の蒸し風呂状態になることがあります。

高気密は、部屋の中の空気が外の空気と交わらないようにするものなので、湿度の調節が難しいかもしれません。換気システムのしっかりしたものを選択した方がよいでしょう。

また、換気が行いにくいことから閉塞感を感じることや、室内の化学物質による空気汚染が原因のシックハウス症候群を引き起こす可能性が高まるといったデメリットもあります。

高気密高断熱住宅についてご理解いただけたでしょうか。

特に冬場でのメリットが強いので、冬に寒い地域にはよいシステムなのではないでしょうか。

夏涼しく、冬暖かい家を作りたい場合はパッシブデザインの家がおすすめです。

日光や風などの自然エネルギーを有効活用することで、冬も夏も快適な気温で、かつ換気もしっかりと行える家を作ることができます。

住環境の気温についてお悩みの方は検討してみてはいかがでしょうか。

5.長期優良住宅に認められるための4つの基準とそれを導く構造計算とは?

最近、長期優良住宅という言葉がはやっているのを知っていますか?

スクラップアンドビルドといわれたように、建物を作っては壊すといった近年までの建築様式とは一転、よいものを作って長くその建物を活用するといったことが目指され、一躍有名になりました。

また、長期優良住宅に認定されると、税制上様々な優遇がされるというメリットもあります。

では、長期優良住宅と認められるためにはいったい何が必要なのでしょうか。

今回は、長期優良住宅と認められるために必要な基準と構造計算についてお伝えします。

・長期優良住宅に必要な基準

長期優良住宅は、長く優良な状態で住み続けられる家という評価を下すのに必要な要素が基準として見られます。

1.耐震性

地震大国である日本において、耐震性は重要です。耐震等級二級以上のものが評価されます。

耐震等級二級以上というのは、具体的には阪神淡路大震災の1.25倍程度の地震が来ても倒壊しないぐらいで、学校や病院に適用される耐震基準です。

許容応力度を構造計算を用いて算出し、評価します。

2.耐劣化性

長く住み続けるために、劣化しにくい家である必要があります。

数世代の使える家であるために、普通考えられる状況で100年以上構造が使える状態であることが求められます。防腐対策などを施しているかどうかというところが評価されます。

3.維持管理のしやすさ

構造以外の部分については、交換などの維持がしやすいかどうかが見られます。

長く住み続けるうえで、構造は劣化しないけれど屋根裏や配管がボロボロになるといった状態は避けたいですよね。

こういった問題を避けるために評価されるのが維持管理のしやすさです。

4.省エネルギー性

家の断熱性などが次世代省エネルギー基準に適合するかどうかがみられます。

長期的な目線で家を使うことを考えると、省エネかどうかは環境への配慮や電気代など様々な面で重要です。

・構造計算とは

構造計算とは、耐震性を図る際に構造物がその自重や外力によってどれだけ変形するか、応力はどのくらいかを示す計算のことを言います。

その計算における方法や条件は場合によって違います。

長期優良住宅の基準と構造計算についてご理解いただけたでしょうか。

長く安心して住むことのできる家にするために、様々な要素をクリアした住宅だけが長期優良住宅になります。

ご自身が住宅を買う際にも、長く安心して住める長期優良住宅を考えてみてはいかがでしょうか。

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