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赤  

三原色のひとつ。
火の色として、また信仰や魔除けとして古代から利用されてきた色彩です。漢字で赤は、「大」「火」を重ねたもので火の燃えさかる様を表したものだといわれています。
自然界が赤に覆われるときが代表的に2つあります。
一つは、風景が一面赤い光で照らされる瞬間で、夕暮れ時に太陽が沈み、空が赤色に染まる夕焼けの現象です。
もう一つは紅葉です。葉が赤や黄色、褐色に色付き、美しい光景が見られます。
また、赤はエネルギーや生命力を象徴する色であり、溢れるエネルギーを表しています。人間の体内に流れる血液の色も赤です。
こうしたイメージから、赤色には、「情熱」「活気」「愛情」といった言葉が結びつきます。

赤のイメージ
日本では神社仏閣の鳥居などが赤く彩色され、また神道の巫女が下半身を包む大袴が赤色なのも魔除けの意味を持っています。
年間行事などの慶事によく紅白の式幕や饅頭などが使われるのも、赤を慶事の色とした民間信仰の現れです。
また、生命力やエネルギーを感じさせてくれる色として古くから魔除けの力があると信じられていました。
戦国時代、山梨県にゆかりのある武田軍は戦いの色として、赤い槍、赤い甲冑に身を包んだ赤備えの武具で近隣諸国に恐れられました。武士達は、赤と藍色を勝ち色として特に戦いに用いることを好みました。

西洋では、赤はキリストが十字架にかえられて流された尊い血の色であり、キリストによる救済を意味する色として畏敬されています。
東洋では、祝祭、慶賀や祝事などにおいて呪術的な意味で用いられていました。今日でも中国の正月などには家々に赤い紙を貼り、そこに墨や金色でめでたい文字を書くという習慣が残っています。

カラー心理
赤は、人間の生理作用に強く働きかける色です。気力、生命力を象徴する色として親しまれています。
実際に、人間が赤い色を見ると興奮作用を起こす神経が刺激され、血圧や体温を上げ、気分を高揚させる働きがあります。そうしたことから、赤は、勇気・行動力・積極性・情熱を湧きあがらせる色といえます。

また、赤には自分の中に溜め込んでいた感情を目覚めさせる働きがあるので、精神的に落ち込んでいるときや無気力状態に陥ってしまったときに、気分を高揚させて明るく前向きな気持ちを取り戻せる効果として使うこともできます。

赤を好む人
一般的にこの色を好む人は積極的で攻撃的であるといえます。
赤を好む人は、生きることに対してエネルギーにあふれ、好奇心が旺盛なのが特徴です。少し怒りっぽいところもありますが、あとまで根に持つようなことはないタイプです。また、勇気・行動力・積極性・情熱を手に入れることができる色といえます。
女性は、性的な魅力をよりいっそう輝かせたい時や情熱を伝えたいときに、自分の魅力をアピールする色として、口紅などに取り入れることも有効です。

マーケティングで使われる赤
赤を使うと「新鮮」に見えてきます。食べ物であれば「おいしく」見えてきます。
また、赤は視認性の高い色で「購買色」といわれます。商品パッケージに赤を入れるかどうかで、売上が20%違うともいわれています。食品関連業界の商品では、主力商品のパッケージカラーとして「赤」が多く使われる傾向にあります。

赤のキーワードとして、「血」「火」「情熱」「太陽」「エネルギー」「力強さ」「激しさ」「危険」「興奮」「愛」「憎しみ」「熱さ・暖かさ」「元気」「パワーがでる」「辛い」「ホット」「激辛」など。
また、赤と黒を組み合わせることで、「強さ」が増強され、さらにインパクトのある印象を与えることができます。

赤を使うときの注意
赤は、やる気が出ていることを表すとともに、怒り、憎しみ、怨みといったネガティブな感情も持っています。つまり、他者に対して攻撃的になっている場合もあります。
日常生活においてうまく使えば、人間の本能に働きかけ、やる気や目向きの力に変換できますが、使いすぎると暴走しがちになってしまう傾向もでてきます。
また、看板・広告や商品ポスターに頻繁に活用されますが、面積が大きくなると「激しすぎる」印象を受けたり、「うるささ」が出てきてしまうので、注意しなければなりません




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